AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2007年07月24日(火)

OCEANS 9月号 連載#18 [OCEANS掲載記事]

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King of Elegance

マエストロ赤峰の
「粋がわかれば、すべてがわかる」



ネイビーの“粋”

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南仏リゾートのマインドで着こなした夏のネイビー

マリアーノ ルビナッチのネイビーシャツは、プルオーバータイプで素材はリネン。ボタンは白蝶貝。パンツはアカミネ ロイヤルラインのシアサッカー。ネイビーキャンバスのエスパドリーユはアンクルに巻く紐が付いていて、アウトソールはレザー。パリのエルメス本店にて購入。基本的に色は2色まででまとめるという、マエストロ赤峰流の原則を実践。プルオーバーのシャツの場合は、上にジャケットなどを羽織らずにシャツ1枚で着る。(日本橋三越本店取扱い)

 
 色の好き嫌いは、それこそ十人十色。しかし、ネイビーが嫌いと言う人はいないのではないだろうか。広範囲にわたる好感度、それこそがネイビーの魅力だ。さらに誰にでも似合う。ネイビーほど、ユーティリティな色は他に見当たらない。
 私の場合、ネイビーとの付き合いは幼少期に遡る。子供のときにはネイビーしか着ていなかったほど。セーターにしても、ショートパンツにしても。おそらく、母親が好んでいたのだろう。そうした影響もあって、ネイビーを着ることが自然な感覚として染み付いた。また、(注1)叔父の影響も多大だ。当時、私の叔父は日本橋丸善で仕立てたネイビーのブレザーをよく着ていて、その姿の格好よさに憧れた。キチンと服を着ることが板についていて、それがとても自然で、上品に感じられた。無造作のエレガンスとでも言うべきか。これ見よがしの格好悪さ、逆にこれ見よがしではない格好よさ。私はそうした感覚を母から着せられたネイビーの服、叔父が着ていたネイビーの服から感覚的に学んだのだ。
 私の服の基本色はネイビーであるわけだが、着こなしにおいて大切なことは季節感となる。冬であればフランネルのスーツ、ダッフルコート、ニットなどでネイビーを着る。夏であれば、やはり、コットンのポロシャツ、そしてリネンのシャツなどが中心となる。今回、着用しているのは(注2)マリアーノ ルビナッチのリネンシャツ。胸ポケット付きのプルオーバータイプだ。着こなしのコツをあえて言葉とするならば、袖まくりにある。ロングスリーブでは暑いから、袖をまくる。ただそれだけのことなのであるが、見た目にも開放感を与える。何センチ間隔でまくるとか、そういったマニュアルのようなものはない。あくまでも無造作に、たくし上げる。それでいい。ポロシャツの襟を立てるかどうかも、同じこと。首裏に受ける日差しを避けるために、襟を上げる。ただそれだけのことである。今回は、足元の(注3)エスパドリーユでもネイビーを選んだ。適度に素足が露出され、キャンバスの質感が清涼感を与えられる。(注4)ウィンザー公(注5)イヴ・モンタン、彼らのエスパドリーユのこなし方が理想であり、よき参考例となる。ボトムスはブルーのシアサッカーで、シャツと靴とをつなげた。全体のイメージはニースやサントロペ。南仏の避暑地で過ごすときのリゾートマインドでの着こなしである。リゾートへ赴く際、どうしてか普段は着ていない派手な色をここぞとばかりに着る人が日本人に多く見受けられる。否定はしないが、清涼感を意識しながら、ネイビーを活用してはいかがだろうか。
 
 
(注1) 「叔父」
社会学者であった清水幾太郎氏。東京大学卒、著書多数。学習院大学にて教授職も務めた。


(注2) 「マリアーノ ルビナッチ」
ナポリの名店、ロンドンハウスのオーナー、マリアーノ・ルビナッチ氏によるブランド。


(注3) 「エスパドリーユ」
スペインのバスク地方発祥の靴。底にエスパルトという繊維を編み込んでいたことから名付けられた。アッパーはキャンパスが一般に用いられる。特にフランスでリゾート用の靴として定着し、愛用されている。


(注4) 「ウィンザー公」
1910年にプリンス・オブ・ウェールズとなり、後にエドワード8世に。退位後、ウィンザー公の称号を与えられた。稀代の洒落者として名高く、ファッションに多大な影響を与えた。


(注5) 「イブ・モンタン」
'50〜'60年代にフランスで活躍したシャンソン歌手・俳優。「枯葉」や「セ・シ・ボン」などの名唱で“世界の恋人”と謳われた。マリリン・モンローと浮き名を流したことは」有名。


 
 

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赤峰氏が影響を受けたネイビーの粋な着こなし
1_紺ブレを着ている叔父の清水氏。ローマにて。
2_「Montand」より。シャツの袖をまくり上げ、エスパドリーユを洒脱に履いているイブ・モンタン。
3_「FRENCH RIVIERA」より。エスパドリーユをスーツに合わせているウィンザー公。

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夏のネイビーの着こなしは“本場”南仏のリゾートで映える
仕事柄、海外へ出向くことが多い赤峰氏。南仏のリゾート地ではバカンスを過ごし、ネイビーの着こなしを“本場”にて楽しむことも多々。実際に見て、肌で感じ、自らの感性でアレンジする。それがマエストロ流。上の写真は南仏の代表的なリゾート地であるサントロペ。

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今月の赤峰ワードローブ [OCEANS掲載記事]

ポロ競技のユニフォームの白ポロシャツ

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スイスのサンモリッツで行われるポロ競技用の公式ユニフォーム。このポロシャツはイタリアのファブリックメーカー、グアベロ社のチームのもの。白地にネイビーのレタードが、上品かつ爽やか。マエストロ赤峰はこのポロシャツにシアサッカーのパンツや5ポケットパンツなどを合わせて、スポーティな着こなしを楽しむ。

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2007年07月12日(木)

MONSIEUR(ムッシュー)5-6月号に掲載されました [MONSIEUR掲載記事]

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1920年創刊の世界で一番旧いフランスの男性誌。Men's ExでもMONSIEUR通信として編集長:フランソワ=ジャン・ダーンさんのコラムが紹介されていますが、現在はまだ日本では残念ながら流通していません。...にも関わらず、海老蔵のパリ公演では前売りチケットが約一年前に完売(!)したり、何かと日本に対する注目が高い中、5-6月号の日本特集にて、「LES BRUMMEL DES TOKYO」という見出しで、弊社の代表:赤峰がインタビューを受け掲載して頂きました。

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「LES BRUMMEL DES TOKYO」→「東京のブランメル」*注釈:ジョージ・ブランメル(1778〜1840)19世紀初頭にダンディズムの思想が形成され、新しい紳士服の趣向が誕生した。ダンディズムの創始者とされるジョージ・ブランメル(1778〜1840)は、平民の生まれながら、生来のエレガンスの素質やその優雅な風姿がイギリス皇太子のちのジョージ4世に認められ、19世紀初頭の社交界の流行を支配するようにまでなった。ダンディズムの趣向はブランメルが1810年代末に失墜したのちも強い影響力をもって19世紀前半の男性服の流行を支配したが、それは目に見える衣服の形よりむしろ衣服に対する精神的な姿が重要視されるものだった。

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2007年07月10日(火)

マルチェロ・マストロヤンニ ラテンラヴァーを知る10の断章 [書籍]

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没後10年を迎えたイタリアが生んだ希代の俳優、マルチェロ・マストロヤンニ。2006年カンヌ国際映画際にて、彼のドキュメンタリー<マルチェロ・マストロヤンニ甘い追憶>が上映され、大喝采を浴びました。日本では6月30日より渋谷のBunkamuraで上映されています。

そのマストロヤンニにフォーカスした10のキーワードの中の「ファッション」パートで、弊社代表 赤峰 が、信濃屋白井様、テーラーケイド山本様とご一緒に鼎談をさせていただき、一部掲載していただきました。

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こちらで全ページを分かりやすく紹介することはできませんが、全国一般書店にて発売となっていますので、ご興味のある方は是非ご一読を!

◆発行所:株式会社 エスクァイアマガジンジャパン
◆本の題名:マルチェロ・マストロヤンニ(ラテンラヴァーを知る10の断章)

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2007年07月06日(金)

MEN'S EX 8月号 菊池武夫と赤峰幸生の Be Buffalo Forever! vol.15 [MEN'S EX 掲載記事]

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菊池武夫さんと赤峰幸生さん。
ファッション界の2人の巨匠が毎回テーマを決め、それに基づいてお互いのファッションを披露し語り合う、夢の対談連載。

「今月のテーマ」
サマージャケットを涼しく着る方法

暑いからといって、ついついラクな格好をしがちな夏のファッション。
が、果たしてそれで本当にいいのか?
そんなワケで今回は、お2人にサマージャケットを着る意義と、それを涼しく着る方法を伝授していただきました。

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■(写真右)菊池武夫氏
・アンティークの帽子
・フェイヴァーブルックのドクロ柄のスカーフ
・40カラッツ&525のコットンリネンシャツ
・40カラッツ&525のシルクリネンウールのジャケット
・レデストのホワイトジーンズ
・レ ユッカスのスエードシューズ




■(写真左)赤峰幸生氏
・リヴェラーノ&リヴェラーノでス・ミズーラしたリネンシャツ
・ドリアーニのフレスコタイ
・アカミネ ロイヤルラインのシアサッカージャケット
・リヴェラーノ&リヴェラーノのコットンツイルのパンツ
・エルメスのエスパドリーユ



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それにしても、絵になるお2人です。対談にも出てきた畝のあるジャケットの素材が、お2人の着こなしをとっても涼しそうに見せています。

■ヨーロッパではサマージャケットは必須アイテム
菊池  サマージャケットって、カタチよりも、まず素材が一番大切ですよね。
赤峰  そうですね。サマージャケットといえば、やっぱり綿、麻、綿麻素材に限ります。なかでも(注1)シアサッカーとかコードレーンっていうのは、必要不可欠な素材ですよね。イタリア的には“CON GIACCA”というか、ジャケットは羽織るのがスタイルの基本みたいなところがあって、シャツ1枚でもシャツなりのよさがありますけど、人前に出るとなると、季節は関係なくジャケットを羽織って初めてスタイルが完成するというのがありますよね。そういった意味で、サマージャケットは必要不可欠なアイテムなんです。
菊池  英国でアフタヌーンティーを楽しもうと思っていいホテルに入ろうとしても、ジャケットを着てないと絶対入れてくれないじゃないですか。昔はたぶん、帝国ホテルとかでもそういう決まりがあったんでしょうけど、最近はそういうのもなくなってしまいましたよね。ジャケットを着るというのは、自分を正すという意味もある程度はあるので、着る着ないは別として、いつでも持っているっていうのが必要だと思います。
赤峰  そうですね。それはシャツジャケット的な気軽に羽織れるものでもいいし、もちろん、きちんとしたテーラードでもいいし、要はジャケットという1つの羽織れるアイテムを持っていることが重要なんです。これは英国に限ったことではなくて、イタリアでもカメリエーレがタキシードを着ているようなリストランテでは「ジャケットお持ちですか?」って必ず言われますから。
菊池  確かに。あとイギリスの場合、ジャケットがない人には、貸しジャケットがありますよね。それも凄くダブダブのやつ。あれ、わざとダブダブなのを用意しているんです。
赤峰  そうそう。
菊池  もの凄い派手なブルーのやつだったりね。こいつはジャケットを持たずに来たんだぞっていう見せしめみたいなものですよね。ほかの国だと、そういうのはあまりないですけど。
赤峰  どこに出るのでもジャケットを着ていれば、恥ずかしい思いをすることはないですよね。
M.E.  確かにジャケットを着ているときっちり見えるんでしょうけど、日本の気候を考えると、少なくとも物理的にはどうしても暑くなってしまいます。涼しそうに見せるにはどうすればよいのでしょうか?
菊池  やっぱり素材の雰囲気で涼しく見せるということでしょうか。最初に赤峰さんが言った、綿、麻、綿麻。綿はコードレーンだったり、シアサッカーだったり。
赤峰  縦縞っていうのもキーワードになります。サッカーの縞だったり、コードレーンの縞だったり。浴衣もそうですけど、縞ものの柄っていうのは夏場に最適なんです。
菊池  ブルーの色も清涼感を演出してくれますよね。薄い茶色とかエンジとかもありますけど、やっぱり夏はブルーかなと。
赤峰  素材でもより詳しくいうと、クリスプといって、いわゆる強撚でシャリ感が出るヤツがいいですよね。小千谷縮とか越後上布とか浴衣の柄もまるっきり同じで、素材に畝があると生地が肌に全部ひっつかないですから、その分清涼感が保てるんです。素肌に対する密着度が違うんですよね。空気が入るスペースが素材の中にあることが大切なんです。
M.E.  より涼しく見せられるストライプ柄ってあるのでしょうか?
赤峰  ストライプの柄に関しては、あまり関係ないと思います。ただ、カラダが大きめの人はストライプのピッチが広くてもバランスが保てるでしょうし、細い人がピッチの広いものを着たらストライプが勝ちすぎちゃってジャケットに負けてしまうっていうのはありますよね。
M.E.  中に合わせるアイテムも重要ですよね。
菊池  シャツでいうと、(注2)ローン、ボイル、リネンのシャツなんかが夏の定番素材です。このへんの素材って、夏に着るには本当にいいですよね。ただ、クオリティの高いものを選ばないと意味がないですけど。
赤峰  コットンのオックスフォードとかだと、ちょっとぽってりしちゃって、夏場のジャケットには合いにくいかなっていう気はします。
M.E.  涼しい格好をしたいときってラフなほう、ラフなほうへと行きがちですけど、菊池さんはいつも必ずスカーフを巻かれていますし、赤峰さんもタイドアップしています。物理的には暑くなりますけど、お2人ともむしろ涼しげな感じが漂っていますよね。
菊池  完全にダラーンとしちゃうと自分も気分的に暑いし、相手から見ても暑くなってしまいますからね。
赤峰  最高なのは「ベニスに死す」の(注3)ダーク・ボガードじゃないけど麻のスーツをビシッと着てタイドアップしたスタイルか、アメリカ的にいうと「卒業」のときの(注4)ダスティン・ホフマンのサッカーのジャケットにニットタイをするみたいに、締まっているほうがカッコいいですよね。1ついえるのは、色が白い分だけ先生はスカーフで、僕はタイでという風に、やや濃いめのものでアクセントをつけないと、ボケボケになってしまうんですよね。メガネでもなんでもいいんですけど、締めるものを入れないと、顔のボケ感が出てしまうんです。
菊池  首の周りに巻くと当然体温が上がりますから暑くなりますけど、お洒落のためには我慢しちゃうんですよね。ジャケットを着るってことも結局は同じです。その辺は一線を画して、ビシッとしていたほうがいいかなって思いまして。実際、着ている本人は思ったよりも暑さを感じないですし、相手にも暑さを感じさせないと思うんです。
赤峰  我々日本人って「暑いですね、寒いですね」と、お互いに季節を語り合うことで挨拶するっていうのが日常じゃないですか。着ていても常に気持ちは涼しげでいるっていうのが大切だと思うんです。「暑いよなぁ」って自分で思っていると、どんなにカッコよく決めていても周囲からはカッコよく見えないんですよね。気の持ちようっていう言葉がありますけど、自分の立ち姿として、それって凄く大事なことだと思うんです。
菊池  役者で本番が始まると汗がピタッと引っ込む人っていますよね。それと同じで、意外と精神的な部分に左右されるところって確かに大きいですよ。
赤峰  暑いからといってシャツ1枚、Tシャツ1枚でいても、結局のところ出るところを憚るじゃないですか。
菊池  自分の問題よりも、全体の中での調和が大切なんですよね。
赤峰  昔的にいうと、失礼があってはいけない、人前に出るっていうのはそういうことなんですよね。「夏は氷屋、冬は炭屋」といって、冬は炭屋をやっている店が夏は氷屋になるという言葉がありますけど、それにたとえて、僕の中では「夏はシアサッカー、冬はハリスツイード」みたいなところがあるんです。サマージャケットは必須のアイテムじゃないかなと思います。最初の1着は紺ブレを持っている人が多いと思うんですけど、2着目のアイテムとして、シアサッカーかコードレーンのジャケットは持っていてほしいですよね。コードレーンやシアサッカーって、日焼けした肌との相性が凄くよくて、皮膚の色とのコントラストにより効果が出ますから。
菊池  あとはリネンですね。僕は麻が大好きなんですけど、今着ているような感じで、柄などで視覚的に涼しさを感じさせるっていうのも大事かなって思います。夏にあえて黒いものを着るのもカッコいいですけど、やっぱり暑いですから。ヨーロッパだと、圧倒的に麻、サッカーが多いですからね。麻の色はやっぱり生成りの無地のものが一番です。
赤峰  コードレーンはその次くらいですかね。コードレーンを好むのってアメリカ人が多いんです。
菊池  まさにそのとおり!
 
 
(注1) 「シアサッカーとかコードレーン」
ともにサマージャケットの代名詞的服地。シアサッカーは縮れのある縞柄、コードレーンは細い畝のある織地の一種で、ともにコットン、ポリエステル混、レーヨン混などが一般的。また、色はどちらも白地にブルーが定番。


(注2) 「ローン、ボイル」
ともに夏のシャツ地を代表する生地。ローンはハンカチなどに使用される細番手の糸を粗めに織った平織りコットン地。ボイルは強撚の糸を綿密度を低くして織った、サラリとした肌触りが特徴の薄手の平織りコットン地。

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(注3) 「ダーク・ボガード」
1921年ロンドン生まれ。劇場の大道具係から俳優に転向した異色の経歴の持ち主。代表作に、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「地獄に落ちた勇者ども」('69年)、「ベニスに死す」('71年)などがあります。'99年死去。

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(注4) 「ダスティン・ホフマン」
1937年ロサンゼルス生まれ。舞台での活躍がマイク・ニコルズ監督に認められ、映画「卒業」('67年)で主役に抜擢。「クレイマー、クレイマー」('79年)、「レインマン」('88年)で、アカデミー主演男優賞を受賞した名俳優。

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菊池さん的ジャケットの着こなしテク [MEN'S EX 掲載記事]

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スカーフは365日必須のアイテムです

真夏といえども、菊池さんはスカーフを欠かしません。「凛とした表情をしていれば、決して暑そうには見えないし、自分も不思議と暑さをあまり感じないんです」と菊池さん。

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シャツの裾は出して着るのが菊池さん流

引き締めるところは引き締めて、緩くいくところは緩くいくのが菊池さん流。「シャツは基本、いつも裾を出して着ているんです」。それでもエレガントなのは、サスガです。

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チェーンの先には懐中時計!

菊池さんの小物使いの上手さには、いつも学ぶことが多々あるのですが、ジャケットにつけたチェーンの先には懐中時計が。ちなみにブランドは、リージェント・ルイス。

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赤峰さん的ジャケットの着こなしテク [MEN'S EX 掲載記事]

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涼感ある素材同士を組み合わせています

ジャケットはシアサッカー、シャツはリネン、タイはフレスコ織りと、夏の代表素材を絶妙にミックスしています。タイの色でスタイリングの表情を引き締めているのがポイントです。

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カフの絶妙なロールは見習う価値アリ!

シャツのカフをさりげなくロールして、アンティークの腕時計をチラリと覗かせています。「アニエッリのようにカフの上から時計をするのは、みんなやっているから」と赤峰さん。

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エスパドリーユが非常にエレガント!

足首を紐で結ぶようになっていて、脚を組んだとき、かなりの注目を集めるエルメスのエスパドリーユは、パリで購入。素足で合わせて、とても涼しげかつエレガントな印象です。

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業界のお洒落番長が選んだ休日お洒落になれるアイテムはコレ! [MEN'S EX 掲載記事]

人気連載「Be Buffalo Forever!」の菊池武夫さんと赤峰幸生さん。
ファッション界のお洒落番長であるお2人が、最近購入したモノの中でのお気に入りアイテムとは?

 

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■菊池武夫さん
 
・買ったモノ 「40カラッツ&525のレザージャケット」
・購入動機 「16年の時を経て製品化されたお気に入りのデザインだったから」

'91年にタケオ キクチのショーで登場し、製品化されなかったデザインのレザージャケットを、40カラッツ&525で復刻。当時から気に入っていたデザインなので、もちろん購入。軽くてしなやかなシープスキンでコーディネートも万能ゆえ、ここのところ大活躍中です。

非常に満足しているので散財にならないんですけど、いいんですかね(笑)。であれば40カラッツ&525で今季出したレザーブルゾンをよく着ています。'91年に西麻布のアトリエでタケオ キクチのショーをやったときと同じデザインで、当時のパタンナーにデザイン画を見ながら思い出してもらって今回初めて製品化したんです。薄くて大変しなやかなところと、ライトグレイの色が気に入っています。あまりきれいに着るのは好きではないので、買ったあとにわざと洗濯機で洗ったんです。だいぶ雰囲気が変わったでしょう?

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菊池さんの今の気分であるライトグレイのシープスキンを使用したレザーJK。「襟のラインがきれいで、全部留めて着てもカッコいいし、使い勝手のよさも抜群なんです」と菊池さん。26万2500円(40カラッツ&525/40カラッツ&525青山店 TEL.03-3408-8562)
 
 
 
 
 
 

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■赤峰幸生さん

・買ったモノ 「エトロのポロシャツ」
・購入動機 「『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンをイメージさせる服だったから」

ひたすら映画からインスピレーションを受け続けてきた赤峰さんらしく、「映画『太陽がいっぱい』でアラン・ドロンが見せたスタイルは、私の夏の定番スタイルになっていますが、これはまさにそれを象徴するシャツだと感じてひと目惚れして購入しました」。


映画『太陽がいっぱい』でアラン・ドロンがプリントのシャツを着て出てくるシーンがあって、夏になって日焼けして浅黒くなったら、『太陽がいっぱい』風に着たいなという気分が、このエトロのプリントポロを買った理由です。今日はシアサッカーのパンツを合わせていますけど、バミューダショーツに素足でモカシンのスリッポンを履いてっていうのが、僕的な夏のリゾート地でのイメージなんです。もちろん、イタリアに出張で行って、土日にフラリと街を散歩するときなんかも、こういう格好で街を歩いています。

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「赤は赤でも濃いめの赤が、僕的に好きな色だったのと、自分の夏のテーマである『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンのイメージにぴったりだったから」と赤峰さん。ペイズリー柄をプリントしたコットンポロシャツ3万9900円(エトロ/三喜商事 tel.03-3238-1385)

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2007年06月24日(日)

OCEANS 8月号 連載#17 [OCEANS掲載記事]

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King of Elegance

マエストロ赤峰の
「粋がわかれば、すべてがわかる」



英国素材の“粋”

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ドーメルのトニックで仕立てたネイビースーツの着こなし

赤峰氏が着用しているネイビースーツは、1950年代、トニックが発表されたころのアーカイブを用いて、自身のプライベートブランド、アカミネ ロイヤルラインにて仕立てた一着。「ヘビーウェイトで、仕立て映えして、シワになりにくい。そして、清涼感が素材から伝わってくる。英国素材のよさが凝縮されている」。ブロードの白シャツとシルクの千鳥格子のチーフは、ともにシャルベ。ブラウンのスリッポンはジョン ロブ。ネイビー無地のタイを合わせて、色使いは控えめに。ドーメルのトニック製、王道のネイビースーツを粋に着こなす。

 
 

 
 すべての服は素材から始まる。(注1)Y.アカミネも、素材からデザインのイメージが膨らむ。そのため、クオリティの優れた素材を求めて世界中を巡る。その中で、最高級素材のひとつに数えられるのが(注2)ドーメルだ。今回はドーメルの代表であるドメニク・ドーメル氏の来日に際し、英国素材の粋について語らった。
 

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素材について語り合うドーメル氏と赤峰氏
対談は赤峰氏のオフィスにて。「赤峰氏はいつも着こなしがエレガント。決して、華美ではなく、控えめな色使い。スタイルが明確で、オリジナルの雰囲気が醸し出されています。服は素材に始まるという考え方に、共感しています」とドーメル氏。「ドーメル氏の着こなしこそ、まさに英国素材の粋を語るよう。会社のトップに立つ人物が、自らの着こなしで素材のクオリティを証明している。服を作る立場にとっては、それが信頼できる証でもある」と赤峰氏。お互いをリスペクトする関係だ。

 

赤峰  ドメニクと初めて出会ったのは、フィレンツェのリベラーノ&リベラーノです。たしか、(注3)アントニオの紹介でしたね。彼も重用していますが、私がドーメルをギャランティするのは何より服地メーカーとしてブレない軸があるからです。つまり、永きにわたる歴史を、揺るぎなく受け継いでいるのです。
ドーメル  私たちは繊維商として商いを始めました。現在ではファッションブランドとしても認知されていますが、服作りはあくまでも素材ありき。クオリティを何よりも優先します。よりよい原毛を探し、糸にし、生地にする。完璧な自社でのコントロールのもと、研究と開発を繰り返す。多くのテーラーやデザイナーが求めるのは、ドーメルという名が付いた生地のクオリティ。また、英国の服地のよさを広く伝えていくことも、ドーメルの使命です。
赤峰  素材作りは一朝一夕にできるものではない。培ってきた歴史があってこそ。だから、英国製の服地が選ばれ、ドーメルに信頼を寄せる。私自身もそのひとり。そして、ドーメルにはドーメルだけの個性がある。その代表例が(注4)トニックです。
ドーメル  モヘア混ウールのトニックは1956年に発表されました。私の祖父が「エレガントな男性には、みっともないシワがあってはならない」と、開発に着手。モヘアは滑りやすい繊維で、新しい技術を用い、完成までに3年の月日を要しました。それが、今日ではドーメルの代名詞的な素材となりました。
赤峰  私自身もトニックのスーツを愛用しています。仕立て映えがし、なによりシワになりにくい。
ドーメル  私も愛用しています(笑)。私たちはトニックのように、過去に開発された素材を大切に受け継いでいます。一方、ライフスタイルや気候の変化に合わせて、新しい素材も必要となっています。近年、日本ではライトウェイトの素材が求められるようになってきました。しかし、どんな素材であろうとも、伝統的な作り方、クオリティを最優先する姿勢は決して変わることがないでしょう。
赤峰  素材は仕立てられてから真価を発揮しますが、その善し悪しは着続けてこそ判断ができる。5年後、10年後、より魅力ある風合いとなるから、英国素材は粋なのです。
 
 
(注1) 「Y.アカミネ」
赤峰氏のプライベートブランド。目利きである氏が選び抜いた上質な素材だけが用いられ、クラシックをベースにデザインされている。展開は全国の有名百貨店や有名セレクトショップにて。


(注2) 「ドーメル」
1842年に創業。フランス人、ジュールズ・ドーメルが英国素材を輸入したことから興り、今なお創業者一族での経営が続く。現在では服地メーカーとしてのみならず、トータルファッションブランドとして発展を続けている。


(注3) 「アントニオ」
赤峰氏が信頼するフィレンツェのテーラー、リベラーノ&リベラーノの当主。


(注4) 「トニック」
3プライ(3本の糸からなる撚糸)のモヘアを横糸に、3プライのウールを縦糸にして織る混紡素材。現在では反物の状態になっている素材の端に、生地ブランドの名前が書かれていることは珍しくないが、その“耳文字”を世界で先駆けたのもドーメル。

 
 

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英国素材の伝統を継承するドーメル

4代目当主のドメニク・ドーメル氏。「トニックという名前の由来は、ユニークなんです。ようやく完成したという日に、祖父はジントニックで乾杯したそうなのです。そこで、トニックと名付けた!知ってる人は案外、少ない。でも、本当の話です」。日本でのクールビズについてコメントを求めた。「地球環境を守ることは大切です。けれど、男性の最高の装いはスーツにタイ。涼しさを得られる素材の開発に取り組み、エレガンスと機能性を両立させていきたい」。

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対談当日の両名のVゾーンはともにエレガントな王道

(写真上)赤峰氏はブラウンのスーツを着用。Vゾーンは襟先がラウンドしているブラウンのストライプシャツに、ブラウンの小紋タイ。ブラウンのグラデーションでの粋な着こなし。
(写真下)ドーメル氏はジェットという素材を用いたネイビージャケットを着用。「スーツはグレーが多く、ジャケットはネイビー。もちろん、素材はドーメルです」。スポーティなイメージのチェックのシャツにグレーのクレストタイで、ネイビージャケットのVゾーンを構成していた。

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今月の赤峰ワードローブ [OCEANS掲載記事]

Y.アカミネのシアサッカーのジャケット

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避暑地のホテルで過ごすときのイメージで着こなしたい、夏にふさわしい清涼感のシアサッカージャケット。赤峰氏は白のリネンシャツもしくはネイビーのポロシャツをインナーとし、生成りのリネンパンツに、ブラウンのスムースレザーか、ベージュスエードのスリッポンを合わせて着こなす。ダブルブレストが堅苦しく見えすぎないように、ボタンを外して着るのが赤峰流のこなし方だ。

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出張達人の「上質最低限」拝見! [OCEANS掲載記事]

あの人の気になる持ち物、大公開!

本誌(OCEANS)連載でもおなじみのマエストロ赤峰こと、赤峰幸生氏。
仕事で世界中を飛び回る機会の多い赤峰氏はまさに出張の達人。
本邦初公開!な達人の上質最低限をご覧ください。

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「生活をそのまま持っていく」それが赤峰流の出張スタイル

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 少なくとも年間に6回は海外出張に行くという赤峰氏。氏のスーツケースを開け、荷物の量を見れば、その達人ぶりは明らかだ。
 「これは自分にとって、最低限のもの。僕は、自分の周りにある生活すべてを旅先に持ち込みたい」
 日本の味が恋しくなったときのために日本食ももちろん用意する。では、出張に欠かせないスーツは、何を基準に選ばれているのか。
 「グレー・ネイビー・ブラウン。これが僕の“着こなし三原色”。で、各色を軸にしてコーディネートしていく。靴もシャツもネクタイも“三原色”に従って自由に組み合わせることができれば、旅先でも納得のいくスーツの着こなしが可能です」
 旅先に氏が持っていくスーツを見れば、なるほど、納得の量。
 「僕は旅先でもその日の気分に合わせてネクタイを選びたいのです」
 旅というと、人はいかに必要最低限の荷物で済ませるかを考えがちだ。しかし、氏はそんな「限定された生活」を嫌う。氏にとってそれがたとえ旅先であっても、自宅にいるときと何ら変わらない同じ環境、つまり「生活」が必要なのである。「生活すべてを旅先に持ち込む」。それが、達人の上質最低限への考え方だ。
 
 

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(←)旅の疲れを効果的に取るには気持ちのいい“入浴と睡眠”
左の袋は、氏愛用の漢方入浴剤「救養草」。その名のとおり、海外で疲れたとき、この漢方入浴剤でパワーチャージ。真っ黒のお湯&薬草の匂いの効果は想像以上。仕上げは上質コットンのパジャマでの快眠。
 

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旅だから・・・・というのは、とにかくないのです!(→)
活字も文庫本で読まず、多少かさばってしまったとしても、必ずハードカバーのもので楽しむ。これも赤峰氏流の粋といえる。行動に限りがある旅先であろうと、氏は自身のダンディズムを貫く。

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(←)海外にいても日本の味は不可欠!
「ごはんですよ!」はトーストに、「和がらし」と「ウスターソース」はミラノで名物“コットレット・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)”に塗っていただくとのこと。そんな赤峰氏に一口ねだるミラネーゼが必ず現れるそうだ。

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美しい風景はスケッチブックに描く(→)
旅先で出会う胸を打つような美しい風景は、スケッチブックの上で、その輪郭をなぞりながら、同時に記憶に留めていくとのこと。ゆっくりと刻まれていく記憶は、簡単に消え去ることはないとは氏の弁。画材とスケッチブックは旅の必需品。ちなみに、「コノリー」のレザージャケットを着て出かけるそう。額に入った絵は過去の旅で氏が描いた作品。

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(←)ビジネスマンとしてのたしなみのひとつ
仕事柄、旅先で手紙やメモを残さねばならないシチュエーションは日常茶飯事。氏はそれをホテルのレターパッドで済ますのは野暮だと言う。自身の名前が入ったオリジナルのレターパッドを使うのが赤峰流。

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外国語堪能な氏が使う会話のきっかけ作りがコレ!(→)
「これはナンパ用!」と笑いながら紹介してくれたのが、こちらのアリのおもちゃ。言葉の通じない異国でコミュニケーションを取るとき、こんなグッズがときには役に立つとのこと。とはいえ、氏はもちろん外国語が堪能だ。

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(←)粋な男性ならばカジュアルも完璧に!
旅先では、シワになりにくいコーデュロイパンツが大活躍。特に長い時間着用する機内用の服として、氏の定番にまでなっているそう。コーディネイトは、ポロシャツやスエードのブルゾンを合わせ、足元はコンバース!

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いつもと同じようにネクタイはその日の気分で選ぶ(→)
ネクタイは滞在日数の倍の本数を持っていくのが赤峰流。本数に限りがあると、その日の気分に従えない。つまり、コーディネイト優先ではなく、ネクタイはあくまでも「その日の気分」を優先したいからだとか。これぞ、こだわり。上のアイウェアもご覧のとおり。

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(←)スーツは基本の3着と今もっとも「気分」な1着
赤峰流スーツ選びのルールに従って厳選されたのが次の4着。まず右上の、モヘア生地で仕立てられたグレーのスーツ。これはシャリ感のある薄手の生地で3シーズン対応可。そして左上、モヘアのトニックで仕立てられたミッドナイトブルーのスーツ。氏は濃紺より、やや明るめのネイビーを好む。ネイビーは氏のグレーに続くフェイバリットカラー。そして右下は、茶の夏用シャークスキンで仕立てられた一着。そして夏の旅には、氏が今もっとも「気分」だというシアサッカーのスーツだ。

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ベルトは茶と黒のみで
スーツ用とカジュアル用に!(→)

ベルトはスーツ用とカジュアル用に、それぞれ茶と黒を2本づつ計4本持っていく。つまり基本色のみ。この用意があれば、どんな場合でも対応できるとのこと。

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(←)ドレスアップが必要なときも準備があれば憂いない!
出張時にドレスアップが必要なときのために、ボウタイやシルクのスカーフも持参。タキシードを持参していなくても、チャコールグレーのスーツにダブルカフスの白シャツがあれば、ボウタイひとつでセミフォーマルに装える。

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革靴だってスーツに合わせてこれだけ用意!(→)
「ジョン ロブ」のコゲ茶のワンピースは茶のスーツに、同じく「ジョン ロブ」の明るい茶のウィングチップは紺のスーツに、「クレバリー」の黒のストレートチップはグレーのスーツに合わせるそう。あとは、カジュアルなスタイルに合わせて、「エルメス」のエスパドリーユや「コンバース」のスニーカーを。
 

■赤峰氏の「旅行カバン」

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「サムソナイト」のトランクは空港で預け、「リモワ」のミニトランクは機内用。「ペルックス」の書類カバンは座席の下へ。軽くて薄い「オロビアンコ」のリュックは、予備バックとして準備。この4つが出張時のレギュラー選手。

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分 Permalink  コメント ( 0 )

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赤峰 幸生 (あかみね ゆきお)

● イタリア語で「出会い」の意のインコントロは、大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワークのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマにした自作ブランド「Akamine Royal Line」の服作りを通じて質実のある真の男のダンディズムを追及。平行して、(財)ファッション人材育成機構設立メンバー、繊研新聞や朝日新聞などへの執筆活動も行う。国際的な感覚を持ちながら、日本のトラディショナルが分かるディレクター兼デザイナーとして世界を舞台に活躍。 Men’s Ex、OCEANSに連載。MONOCLE(www.monocle.com)、MONSIEUR(www.monsieur.fr)へも一部掲載中。

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