AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2007年06月24日(日)

出張達人の「上質最低限」拝見! [OCEANS掲載記事]

あの人の気になる持ち物、大公開!

本誌(OCEANS)連載でもおなじみのマエストロ赤峰こと、赤峰幸生氏。
仕事で世界中を飛び回る機会の多い赤峰氏はまさに出張の達人。
本邦初公開!な達人の上質最低限をご覧ください。

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「生活をそのまま持っていく」それが赤峰流の出張スタイル

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 少なくとも年間に6回は海外出張に行くという赤峰氏。氏のスーツケースを開け、荷物の量を見れば、その達人ぶりは明らかだ。
 「これは自分にとって、最低限のもの。僕は、自分の周りにある生活すべてを旅先に持ち込みたい」
 日本の味が恋しくなったときのために日本食ももちろん用意する。では、出張に欠かせないスーツは、何を基準に選ばれているのか。
 「グレー・ネイビー・ブラウン。これが僕の“着こなし三原色”。で、各色を軸にしてコーディネートしていく。靴もシャツもネクタイも“三原色”に従って自由に組み合わせることができれば、旅先でも納得のいくスーツの着こなしが可能です」
 旅先に氏が持っていくスーツを見れば、なるほど、納得の量。
 「僕は旅先でもその日の気分に合わせてネクタイを選びたいのです」
 旅というと、人はいかに必要最低限の荷物で済ませるかを考えがちだ。しかし、氏はそんな「限定された生活」を嫌う。氏にとってそれがたとえ旅先であっても、自宅にいるときと何ら変わらない同じ環境、つまり「生活」が必要なのである。「生活すべてを旅先に持ち込む」。それが、達人の上質最低限への考え方だ。
 
 

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(←)旅の疲れを効果的に取るには気持ちのいい“入浴と睡眠”
左の袋は、氏愛用の漢方入浴剤「救養草」。その名のとおり、海外で疲れたとき、この漢方入浴剤でパワーチャージ。真っ黒のお湯&薬草の匂いの効果は想像以上。仕上げは上質コットンのパジャマでの快眠。
 

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旅だから・・・・というのは、とにかくないのです!(→)
活字も文庫本で読まず、多少かさばってしまったとしても、必ずハードカバーのもので楽しむ。これも赤峰氏流の粋といえる。行動に限りがある旅先であろうと、氏は自身のダンディズムを貫く。

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(←)海外にいても日本の味は不可欠!
「ごはんですよ!」はトーストに、「和がらし」と「ウスターソース」はミラノで名物“コットレット・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)”に塗っていただくとのこと。そんな赤峰氏に一口ねだるミラネーゼが必ず現れるそうだ。

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美しい風景はスケッチブックに描く(→)
旅先で出会う胸を打つような美しい風景は、スケッチブックの上で、その輪郭をなぞりながら、同時に記憶に留めていくとのこと。ゆっくりと刻まれていく記憶は、簡単に消え去ることはないとは氏の弁。画材とスケッチブックは旅の必需品。ちなみに、「コノリー」のレザージャケットを着て出かけるそう。額に入った絵は過去の旅で氏が描いた作品。

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(←)ビジネスマンとしてのたしなみのひとつ
仕事柄、旅先で手紙やメモを残さねばならないシチュエーションは日常茶飯事。氏はそれをホテルのレターパッドで済ますのは野暮だと言う。自身の名前が入ったオリジナルのレターパッドを使うのが赤峰流。

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外国語堪能な氏が使う会話のきっかけ作りがコレ!(→)
「これはナンパ用!」と笑いながら紹介してくれたのが、こちらのアリのおもちゃ。言葉の通じない異国でコミュニケーションを取るとき、こんなグッズがときには役に立つとのこと。とはいえ、氏はもちろん外国語が堪能だ。

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(←)粋な男性ならばカジュアルも完璧に!
旅先では、シワになりにくいコーデュロイパンツが大活躍。特に長い時間着用する機内用の服として、氏の定番にまでなっているそう。コーディネイトは、ポロシャツやスエードのブルゾンを合わせ、足元はコンバース!

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いつもと同じようにネクタイはその日の気分で選ぶ(→)
ネクタイは滞在日数の倍の本数を持っていくのが赤峰流。本数に限りがあると、その日の気分に従えない。つまり、コーディネイト優先ではなく、ネクタイはあくまでも「その日の気分」を優先したいからだとか。これぞ、こだわり。上のアイウェアもご覧のとおり。

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(←)スーツは基本の3着と今もっとも「気分」な1着
赤峰流スーツ選びのルールに従って厳選されたのが次の4着。まず右上の、モヘア生地で仕立てられたグレーのスーツ。これはシャリ感のある薄手の生地で3シーズン対応可。そして左上、モヘアのトニックで仕立てられたミッドナイトブルーのスーツ。氏は濃紺より、やや明るめのネイビーを好む。ネイビーは氏のグレーに続くフェイバリットカラー。そして右下は、茶の夏用シャークスキンで仕立てられた一着。そして夏の旅には、氏が今もっとも「気分」だというシアサッカーのスーツだ。

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ベルトは茶と黒のみで
スーツ用とカジュアル用に!(→)

ベルトはスーツ用とカジュアル用に、それぞれ茶と黒を2本づつ計4本持っていく。つまり基本色のみ。この用意があれば、どんな場合でも対応できるとのこと。

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(←)ドレスアップが必要なときも準備があれば憂いない!
出張時にドレスアップが必要なときのために、ボウタイやシルクのスカーフも持参。タキシードを持参していなくても、チャコールグレーのスーツにダブルカフスの白シャツがあれば、ボウタイひとつでセミフォーマルに装える。

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革靴だってスーツに合わせてこれだけ用意!(→)
「ジョン ロブ」のコゲ茶のワンピースは茶のスーツに、同じく「ジョン ロブ」の明るい茶のウィングチップは紺のスーツに、「クレバリー」の黒のストレートチップはグレーのスーツに合わせるそう。あとは、カジュアルなスタイルに合わせて、「エルメス」のエスパドリーユや「コンバース」のスニーカーを。
 

■赤峰氏の「旅行カバン」

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「サムソナイト」のトランクは空港で預け、「リモワ」のミニトランクは機内用。「ペルックス」の書類カバンは座席の下へ。軽くて薄い「オロビアンコ」のリュックは、予備バックとして準備。この4つが出張時のレギュラー選手。

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分   コメント ( 0 )

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