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メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2013年04月30日(火)

朝日新聞be on Saturday “赤峰幸生の男の流儀” 『袖丈、それが問題だ』 2013年4月27日(土)掲載 [朝日新聞掲載記事]

相模原市の80代男性から、「ワイシャツの襟や袖はジャケットからどの程度見えているのが適当か」とご質問を頂きました。以前も簡単に触れましたが、重要なのでおさらいしておきましょう。
 
結論から申し上げれば、襟は1a、袖は直立して腕を下に伸ばした時に、2a見えるのが適当です。襟は自然にシャツが見えるので問題にならないのですが、問題は袖。ほとんどシャツが見えない人も多いようです。ジャケットの袖口を皮脂で汚さないためにも、本来はシャツが2a、上着の外に出ていなくてはいけません。
 
そのためには袖口のボタンを外した時に、袖の先端が拳に届いているぐらいの「かなり長い感じ」でちょうどよい。袖の生地には、腕を曲げる分の余裕を持たせているべきなのです。
 
しかし、市販のワイシャツは既定の袖丈が短く、首回りが39aであれば、袖丈は82〜83aのことがほとんど。本来ならば86a、個人的には88aある方がエレガントでドレッシーな印象になると思います。ワイシャツは個人で注文してもそれほど高額になりませんから、長めの袖の物を作ってもいいでしょう。

画像(180x151)・拡大画像(640x538)

イラスト・YAB

もちろんシャツだけでなく、ジャケットの寸法も重要で、必要であれば買う時に袖丈を短く直しておかなければいけません。シャツを着た状態で、合わせてみた方がいいでしょう。

今回ご質問をくださった方は「丸首のシャツやニットの上にジャケットを着ている男性を見かけるが、襟の汚れを気にするビンボー人にはヒヤヒヤのスタイル」とも書いてくださいました。おっしゃるとおり、赤峰流でも地肌とジャケットの接触は「なし」だと思います。
少なくとも首にアスコットタイやスカーフを巻くのが粋ですね!

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*朝日新聞社に無断で転載することを禁止します。

Posted by インコントロ STAFF at 15時41分   コメント ( 0 )

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