2014年07月19日(土)
朝日新聞 “be on Saturday” 赤峰幸生の男の流儀 『姿勢を意識して』 [朝日新聞掲載記事]
粋を作る要素とは何でしょう。一つは前回お伝えした「調和」。今回はもう一つのポイントである「美しい姿勢」について考えてみましょう。
どんなに仕立てがよい、上等なスーツを身に着けていても、姿勢が悪ければ台無しです。上着は胸板に載せるような感覚で身につけるのが基本。胸を張ると、とても美しく見えます。
そしてスラックスは、お尻の上に載せる気持ちで着る。後ろ姿がまったく違います。姿勢は生き方にひも付いているものですから、よい姿勢を常に意識できるといいですね。
そして服で我が身を取り繕うのではなく、服を背景として、その人自身が生き生きとして見えることも大切です。
私は毎朝、日の出前には起きて、ジョギングをしています。
ある程度、かっぷくがよい方が似合うのがスーツですが、「ゆるみ」とはまた別のもの。装いにおける緊張感を大切にしているので、体形の維持に努めています。
そして「目ヂカラ」も姿勢と同じく、重要です。「目は口ほどに物を言う」と言います。世の中に対して好奇心をもって、目を見開いていきたいと思っています。
そのほかに印象を左右するポイントについても考えてみましょう。服よりも目に入りやすいのがヘアスタイル。極端に刈り上げたり、ひげやもみあげを伸ばしたりといった流行にほんろうされる必要はありません。月に一度は散髪し、清潔な状態を保ちましょう。
テレビに出てくるタレントのスタイルを、まねしないようにしてください。過度にデザインされた眼鏡や服、靴は合わせるのが難しい。彼らは目立つのが仕事ですが、装いは控えめであることが肝要です。
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Posted by インコントロ STAFF at 09時00分 コメント ( 0 )