AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2013年01月21日(月)

朝日新聞be on Saturday『赤峰幸生の男の流儀‘「冬はフランネルであったかく’』2013年1月19日(土)掲載 [朝日新聞掲載記事]

画像(320x86)・拡大画像(480x130)

 一年で最も寒い時期になりました。ぬくもりを求める方にぴったりのスーツ素材、「フランネル」について今回はお伝えしましょう。

 フランネルとは略してフラノとも言い、生地の表面を起毛させたネル仕上げ素材。弾力があって保温性に優れています。もともとはテニスの白いスラックスなど、スポーツをしたり、見たりする時のために生まれました。ですからあくまでスポーティーでドレッシー。仕事の場はOKですが、本来はパーティーなど、フォーマルな場面で身に着けるものではないことは知っておきましょう。

 フランネルの中でも基本とされるのが、着回しのよいミディアムグレー。ネイビーはブレザーによく使われます。原毛の挽き方で、生地の表情がザラッとした、言わば「粗びき」から、きめの細かい「細びき」までありますが、個性的なスーツが目立ち始めた最近の流れなら、粗びきの方が面白いかもしれません。「チョークストライプ」と呼ばれる太めの白いラインが入ったものも、フラノなら微妙なかすれ具合でカッコイイ。

 毛羽だった表面仕上げだから、スエードの靴とは抜群の相性です。そしてスポーティーなので、ネクタイを締めず、タートルネックのセーターを合わせてもしっくり決まる。あえてコートは着ず、アクティブにレザー手袋、流行のキャスケットといったコーディネートはいかがでしょう。

画像(180x157)・拡大画像(300x262)

イラスト・YAB

 春には白フランネルのバミューダパンツに洗いざらしのオックスフォードシャツ、スニーカーといった合わせも。まだちょっと気が早いですね。まずは日本には厳しい冬があるからフランネルを楽しむ。そんな過ごし方が粋ですね!

=======================================================
*朝日新聞社に無断で転載することを禁止します。

Posted by インコントロ STAFF at 10時13分   コメント ( 0 )

コメント

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

ページのトップへ ページのトップへ

1

2013


    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

PHOTO

朝日新聞be on Saturday " 赤峰幸生の男の流儀 「ビンテージになる服を」 2013年11月16日(土)掲載"

朝日新聞be on Saturday " 赤峰幸生の男の流儀 「ビンテージになる服を」 2013年11月16日(土)掲載"

出張達人の「上質最低限」拝見!

出張達人の「上質最低限」拝見!

MEN'S EX 2013年12月号 赤峰幸生の「服育のすゝめ」 vol. 12

MEN'S EX 2013年12月号 赤峰幸生の「服育のすゝめ」 vol. 12

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

リンク集

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2005 INCONTRO Co.,Ltd. All rights reserved.