2008年06月24日(火)
OCEANS 8月号記事「名刺代わり」の腕時計の見つけ方 [OCEANS掲載記事]
【人の視線が集まるような腕時計は好まない。自然となじんで見える、一体感が好ましい】
これ見よがしになるような、いかにも高そうな腕時計にはまったく興味がない。ブランドにも惹かれないし、新作がどうのという話にもまったく関心がない。腕時計を選ぶ基準は自分との一体感と着こなしとのハーモニー。だから、持っているのは使い込まれた腕時計ばかりで、黒革ベルトと茶革ベルトで靴や鞄など革小物と色合わせをしている。それと、手首を出っ張った骨の後ろに着けるのが流儀。昔はクラーク・ゲーブルやアーネスト・ヘミングウェイのように、腕時計が毛深い腕に埋もれているのが格好よく、優れたものだ。このオメガの腕時計は19歳のときに亡くした父親の遺品。以来、ずっと愛用している。いつかは息子に譲りたいと思っているよ。
赤峰さんの一本
オメガ
「1940年代製アンティーク」
(写真右)●父から受け継いだオメガの腕時計。1940年代ごろのもので、イエローゴールド製の小ぶりなスクエアフェイス。ベルトはステッチの入っていないダークブラウンレザー。エイジングによる革の風合いがとても味わい深い。
(写真左)●15年ほど前に伊フィレンツェのアンティークショップにて購入したブローバ。茶のクロコダイルベルトの使い込まれた風合いが魅力的だ。
Posted by インコントロ STAFF at 00時00分 コメント ( 0 )